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テクダイヤ株式会社 お知らせ 次世代型3Dプリンティング用ノズル「kaikaS」一般販売開始

テクダイヤ株式会社(本社:東京都、代表取締役:小山真吾、以下当社)は、2024年1月31日(水)より、次世代型3Dプリンティング用ノズル「kaikaS」の一般販売を開始します。


吐出性と耐摩耗性の両立

近年は高精度な3D プリンターやソフトウェアの登場で正確かつ複雑な造形が可能になり、従来のホビーユースだけでなく、自動車・航空宇宙・建築など産業界における活用も進んでいます。さらなる応用のためにはプロダクトの耐久性を向上させる必要があり、熱溶解積層方式(以下FFF方式)の材料は、プラスチック系樹脂主流からグラスファイバーやカーボンファイバー入り高硬度材料へと切り替わり始めています。

FFF方式は熱で材料を溶かしノズルから吐出して造形するため、熱伝導率の良い真鍮製ノズルが多用されていましたが、高硬度材料を造形するとすぐに摩耗してしまうという課題がありました。

そこで当社はディスペンサーノズルメーカーとしてのノウハウを活かし、高硬度材料でも精巧な造形を可能にする次世代型3Dプリンティング用ノズルの開発に挑戦。プロユーザー絶賛の真鍮製kaikaノズル形状はそのままに、日本中から選び抜いた硬化技術を工具鋼に凝縮。吐出性と耐摩耗性を兼ね備えた「kaikaS」を開発しました。

2024年1月31日(水)より一般販売を開始します。

「kaikaS」特長

<スムーズな押し出しが可能な内部形状>

高度な切削加工技術で、材量滞留や詰まりの原因となる内面粗さやテーパー部分段差は僅少。独自の30度テーパー形状で、高い流動性を確保しています。

<ノズル先端同芯度>

ノズル先端同芯度が大きいほど材料這い上がりが起きやすく、造形精度に影響します。kaikaS同芯度は他社ノズルと比較しても極めて小さく、精密な吐出が可能です。

その他特長や他社ノズル比較結果は、当社代表取締役でありkaikaプロデューサーの小山真吾より、1/25(木)から配信中の製品発表動画にて説明しています。

 

製品ラインナップ・詳細

テクダイヤ株式会社について

1976年6月に、工業用ダイヤモンド商社として創業。主力製品である単層セラミックコンデンサをはじめとした半導体部品は、世界トップシェアを獲得しています。近年は、3DP用精密ノズル“kaika”を開発し、テクダイヤ初のBtoCビジネスに挑戦。また、医療機器に関する品質マネジメント規格ISO13485を取得し、医療通信デバイスを製造するなど、半導体部品メーカーの枠を飛び越えた挑戦で、各業界のプロフェッショナルから好評をいただいています。
社員は「Work Hard Play Hard」をモットーに、仕事はもちろんプライベートの充実も重要視しています。月残業時間7.1時間・有給取得率81%(2022年度実績)、出産育児制度の充実などが評価され、「港区ワーク・ライフ・バランス推進企業」に認定されています。

 

3Dプリンティング用精密ノズル“kaika”の製造・販売を行う、創業47年の電子部品メーカーです。工業用ダイヤモンド販売の商社からスタートし、顧客の要求に応じて徐々に事業を拡大。現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら、先端技術のものづくりを支えています。2021年1月より、3Dプリンティング用精密ノズル“kaika”の一般販売を開始。ホビーユーザーのみならず、大学研究機関や産業界からも好評をいただいております。