株式会社Bfull

光造形３Dプリンティングのプロフェッショナル企業

株式会社Bfullは３Ｄプリンタを活用したものづくり企業です。主にホビー・フィギュアの企画・製造・販売を行っています。Bfullは２０１０年にデジタル技術でものづくりをする会社として創業し、国内でもトップレベルの光造形３Ｄプリンタを活用した製造技術と大型３Ｄプリンタ21台の量産体制を保有する企業に成長しました。現在では年間120万個以上のホビー・フィギュア向けのパーツを製造しています。2020年から新規事業として、工業製品の専門家を招致し、フィギュア製造で培った製造技術と量産体制を活かした３Dプリンタの受託製造サービスを開始、2022年からは自社生産で活用する大型光造形３Dプリンタの販売、３Dプリンタ向けソフトウェアの販売を行っています。光造形３Dプリンタのユーザー視点で選定し、自社製造でも活用している３Dプリンタを販売することで、日本国内で３Dプリンタの活用を推進いたします。

40種477台以上の３Dプリンタを運用・失敗した経験を活かす

Bfullは製造業が本当に使える３Dプリンタを求めて、様々な機種を導入・検証を行ってまいりました。
数多くの機種を導入し、数多くの失敗も経験しました。例としては、1個1個の精度は高いが、連日の使用には耐えられないケース、故障した後の修理で海外から技術者が必要となるケース、出力精度が低いケース、熱膨張などで出力後の後処理で多くの工数が掛かるケースなどです。多くの挑戦や失敗を繰り返して探し出した機種と量産品の製造で蓄積した経験、さらにコストパフォーマンスに優れた材料が揃ったことで、2022年からZRapid iSLA by B‘fullと自社名を組み込んで大型SLA３Dプリンタの販売を開始しました。

販売機種に自社名を入れることは、産業用機器では珍しいかと思いますが、自社の蓄積した各種設定をプリセットし、実際に製造現場で量産経験をもつエンジニアがサポートする体制をもって、B’fullが自信をもってお届けできる機器であることをお伝えするために、自社名を商品名に入れています。
今後は３Dプリンタや材料だけではなく、３Dプリンタの利用の幅を広げるデータ編集ソフトや、小型・中型の３Dプリンタの販売を行い、３Dプリンタを活用した“ものづくり”の普及を目指して取り組んでまいります。

誰もがものづくりに参加できる未来”へ

Bfullは創業から一貫して「デジタル技術と３Dプリンタの可能性を追求」し、インダストリー4.0で謳われるスマートファクトリーを目指し、「３Dプリンタでの量産」を実現。現在も３Dプリンタに関する研究・開発を継続しています。3Dプリンタでの量産だからできる「小ロット・多品目化・短期間生産」の挑戦によって、多くの購入者が見込める商品しか作ることができない製造方法から、一部のお客様が欲しいと思うものでも商品化する製造方法へ変化しています。現在、Bfullでは誰もが知るキャラクターの商品をつくるだけでなく、一部のお客様の声にお応えしたキャラクターの製造・販売や、コロナ禍の際にはいち早くマスク着用時の不快感を解消するマスクフレームの製造を行って好評を頂いています。現在の３Dプリンタでの量産体制や新しい技術開発を促進することで、近い将来には、Bfullの提供するサービスや生産体制を通じて、誰もがクリエイターやメーカーになって“ものづくりに参加できる未来”を目指します。Bfullは今後も「やるべき事、“やりたい事”を見定め実現する」「現時点では実現が難しい事でも諦めずチャレンジする」「無理と言われたことこそ、競争力の源泉である」の指標をもとにデジタル技術と３Dプリンタの可能性を追求してまいります。