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CASE

界面活性剤の構造解析

[分析手法]
マトリックス支援レーザー脱離イオン化質量分析法 (MALDI-TOF/MS)
[使用機器]
レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析計

概要

プラスチックの表面には疎水性があり、曇りやすくなっています。食品の容器に用いた場合、曇って中身が見えなくなったり、付着した水滴で食品の劣化が生じることもあります。表面の曇りを防ぐため、プラスチックに防曇剤を練り込むそうですが、どのような成分が含まれているのでしょうか?

結果

試料A・Bの界面活性剤のMALDI-TOF/MSスペクトルから、試料由来のイオンを検出。得られたイオンの質量から、試料Aはソルビタンのパルミチン酸エステルが主でありことが分かりました。一方、試料Bも同じソルビタンの脂肪酸エステルであるものの、パルミチン酸以外にステアリン酸が認められました。いずれの成分もプラスチック表面を親水性に変える性質を有します。